たまゆりサンティアゴ巡礼ブログ!

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たまゆりサンティアゴ巡礼ブログ!to2017

女一人、運動オンチのたまゆりが、人生を変えたくてスペインのカミーノ・デ・サンティアゴ巡礼道800kmを歩きました。たくさんのものをくれた大好きなカミーノへの愛と、2017年夏にテントを持って北の道を目指すための準備の日々を記します!


【巡礼記2~3日目】悔し泣き。ろばは兎にも馬にもなれない。

リアルタイム巡礼記 サンティアゴ巡礼記 カミーノ・デ・サンティアゴ

みなさんこんにちは、たまゆりです。
スペインは現在19:00。
昨日、今日とそれぞれ25kmくらいの道のりを歩いて、無事予定通りパンプローナのアルベルゲにいます。

ということで、昨日と今日2日分の日記。

↑今朝の出発前に、ズビリにて。朝7時でこんな感じ。


5/11
ロンセスバジェス〜ズビリ
歩行距離 25.2km

昨晩はロンセスバジェスのアルベルゲでたっくさんの人と話した。


スウェーデンから来たという、耳元のホタテ貝のシルバーピアスが素敵な女性。筋肉痛に効く塗り薬を分けてくれたアメリカ人のご夫婦。とても60歳には見えない若さのサルデーニャ島出身のマリオ(マリオは名前簡単だったから覚えてる笑)。大学の途中でヴェネツィアに住んでいるイタリア人の若い女の子。ミラノから来た男の子。

ほんとみんな気さく!びっくり!
問題はなかなか人の名前が覚えられないところ!
私も「ユリコ」でなかなか覚えにくい名前だから、なにか愛称でも考えたほうがいいのか?笑


でも、日本人の女が一人で歩いているのはそこそこ物珍しいようで(あと多分無駄に元気だから!)、名前は覚えてもらえないんだけど姿はよく覚えてもらえてるみたい。笑

いろんな人とハーイ!オラ!元気?って会話するんだけど、誰が誰だか、特にヨーロッパ系のおじちゃんとかは失礼ながら見た目が似ていて見分けがなかなかつかなくて…。
でもまだ2日目。きっと時間が経つにつれてご縁ができてくるのでしょう。



そんなこんなで、今朝はロンセスバジェスの街を7時に出発。
ロンセスバジェスの公営アルベルゲはめっちゃでかくて、何百人も泊まっていたからもう修学旅行さながら(笑)
遅くまでサロンでお喋りしてたらもう寝る時間だって係の人にベッドルームに帰されたり。とにかくすごい楽しかった!

陽気なギターの生演奏と生歌で朝6時に一斉に起こされて、みんな笑いながらの起床。
朝ごはんはとりあえずバナナ一本。天気はくもり。


歩き出してしばらくすると雨が降ってきました!
初登場のレインウェアズボンとザックカバー。
みんなひいひい言いながら雨具の準備。しばらく歩いていたら雨は止んで、晴れ間も見えてきました。


途中のスーパーで、銀河鉄道の夜に出てくるみたいな真っ赤なりんごを見つけてついつい購入!わー!
歩きながら丸かじりしました。


完全な登山だった昨日とは打って変わって、今日は森や林の中を歩いては小さな街に出ることを繰り返した道でした。


私のザックとねこ。巡礼道にはねこがたくさんいます。



馬も羊も相変わらずいっぱいいる!ちなみにウンチもいっぱい!笑
馬や牛のウンチの匂いも、最初はくさいなぁと思っていたのに、なんだかだんだん慣れてきて、芳醇な香りに思えてくるからふしぎ(笑)


うー、とにかく今日は疲れてしまった。
昨日のピレネー山脈越えの疲れがやっぱりまだ残っていたみたいで、早く宿に着いて休みたい!なんか美味しいボカティージョ(サンドイッチ)食べたい!っていうので頭がいっぱいで、ついつい急ぎ足に。

結果、ちょっと無理なペースで歩いちゃったみたい。足がもんのすごい疲れた!!!!
うーん、昨日の「KEEP MY PACE」を、今日はちょっとうまく意識できなかったみたいだ。
ま、こんな日もあるよね!

明日は初めての大きな町、パンプローナへ向かいます。



5/12
ズビリ〜パンプローナ
歩行距離 25.0km

パンプローナについた。本当に今日は疲れてしまった。日記を書く気力もなし。とりあえず寝る。

* *


カミーノを歩き始めてから、私は泣いてばかりいる。
感激の涙、感謝の涙、幸せの涙、今日は2度泣いたよ。


1度目は辛くて泣いた。悔し涙だったかも。
あんなに楽しかった1日目だったのに、疲れなのか、なんなのか、マメができちゃいそうな足の痛みのせいもあるのか、ホームシックみたいなものなのか、全然気持ちも体も追いつかなくて。みんなに追いつかなきゃって焦ってしまって、逆になかなか前に進まない。

でも、諦めたくなくて。前に進むことを。諦めたくない。こんなにきついけど諦めたくない。止まりたくない。明日もちゃんと歩きたい。やめたくない。そう思ったら涙が止まらなくなった。


こんなに前に進みたいのに、思うように動かない体、足。私よりずっと早く先へ進んでいくみんな。みんな私よりも楽しそうに、辛くなさそうに見える。ああ、1日目にはちゃんとできていたことができなくなっちゃった。


そしていつのまにか、泣きながら今日のアルベルゲのベッドで寝袋にくるまって寝てた。



起きたら少し元気になっていて、お腹が空いていたからごはんを食べた。

そんでしばらく、ツイッターでもらったリプライを見たり、あと母から、うちで長いこと育ててる観葉植物に初めて花が咲いたって写真が送られてきたり。あと、巡礼の仲間が声をかけてくれたり。彼はここのパンプローナでもう一泊して休んでいくんだって。時間はあるから、って。またどこかで会おうね、ってあったかい笑顔でハグしてくれた。


なんだかそれで、なんだろ、わかんないんだけと、ベッドに戻って日記を書き始めたらまたボロ泣きしちゃった。

色んな人に支えられてることをいつのまにか忘れてる。一人で歩くんだ、って私ははりきって、意地はっていたけど、そうじゃない。一人じゃない。
それに、ゆっくりでいい。焦らなくていい。

岸田衿子さんの詩「南の絵本」を思い出す。
以下、引用。

いそがなくたっていいんだよ
オリイブ畑の 一ぽん一ぽんの
オリイブの木が そう云っている


汽車に乗りおくれたら
ジプシイの横穴に 眠ってもいい


兎にも 馬にもなれなかったので
ろばは村に残って 荷物をはこんでいる


ゆっくり歩いて行けば
明日には間に合わなくても
来世の村に辿りつくだろう


葉書を出し忘れたら 歩いて届けてもいい
走っても 走っても オリイブ畑はつきないのだから


いそがなくてもいいんだよ
種をまく人のあるく速度で
あるいてゆけばいい

ろばは兎にも馬にもなれない。ならなくていい。
この道で出会ったみんなのことが大好きなあまりに、みんなに置いて行かれないようにしなきゃって思ってた。でもそうじゃない。無理して歩調を合わせたところでそれは本当の仲間じゃない。たぶんこの先離れても、彼らは私の心に留まり続けるだろうと思う。離れたところを歩いていたって、同じ思いで、同じような重い荷物を背負って、同じ場所目指して歩いてる。一緒だ。


だから私は私の速さで、ゆっくり歩いて行こう、そう思えるようになりました。


ああ、本当この道には色んなものがつまってる。出会い、別れ、本当の自分を見つけること。涙、喜び、痛み、つらさ、幸せ、ほんと数え切れない。へへっ。まだ3日目なのにね!

私はこの道で、辛さですらも糧に変えられる力を更に磨くのだ!
よーし!!!元気出てきた!!!



明日はパンプローナから4.7kmのシスール・メノールを目指すことに決めました。
また新しい出会いが待っていることでしょう。楽しみだ。

それじゃ、お休みなさい!
たまゆりでした。



つづきはこちら!
caminosantiago.hatenablog.jp



私、たまゆりの自己紹介はこちら(【自己紹介】わたしの今までの人生について)です。

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